専門・認定看護師
専門看護師 (2023.4月現在) |
|
---|---|
認定看護師 (2023.4月現在) |
|
感染管理認定看護師:妹尾 千賀子
感染看護とは、外来・入院患者さんやそのご家族をはじめ、病院を訪れる全ての人、そして医療スタッフを感染から守るための活動を言います。具体的には、院内感染サーベイランスと感染予防対策の実践をはじめとして、職員教育や感染に関する相談業務を行っています。平成22年4月からは、感染管理を専従で担当しています。
感染管理認定看護師:山根 麗華
2014年7月に感染管理認定看護師の資格を取得しました。当院は、県の基幹病院として重症患者や高度治療が必要な患者を受け入れており、感染症を有している患者さんや感染防御能が低下した患者さんなど様々な人が存在する環境にあります。そのような中で、患者さんが安心して医療・看護を受けられるように、また、医療従事者が安全な医療・看護を提供するために感染対策は重要となります。
当院で2人目の感染管理認定看護師として、研修の計画・実施、各部署における感染対策に関する相談や指導の充実を図り、看護の質の向上に努めたいと思います。感染対策は一人で行えるものではなく、周りの人々との協力が不可欠となります。今後、更に他職種と共働し、円滑な感染対策が行えるように取り組んでいきます。
皮膚・排泄ケア認定看護師:西村 恭子
創傷(術後創、褥瘡)やストーマ、失禁に関して専門的なケアを行うとともに、患者さん・ご家族からの相談に応じています。
毎週1回、多職種からなる褥瘡対策チームで褥瘡回診を行い、ストーマに関しては手術前後のケアや、日常生活のアドバイス、精神的なサポートを入院中、ストーマ外来で行っています。スタッフに対しては、より良い看護を提供するための指導・勉強会を実施しています。今後もチーム医療の一員として専門性を活かして活動していきたいと思います。
皮膚・排泄ケア認定看護師:小原 友子
がん看護専門看護師/がん化学療法看護認定看護師:古林 映子
抗がん剤の治療(がん化学療法)は、多くの場合、副作用が出現するため苦痛を伴う治療になります。
がん化学療法看護認定看護師は、この副作用に対して症状を調整する方法を患者さんと共に考え、苦痛の軽減を図っています。また、抗がん剤の治療や悩みなどの相談をお受けし、がん治療を受けられる患者さん、ご家族の方の支援を行っています。
そして、看護師に対してはチーム医療の充実や質の高い看護が提供できるように、がん化学療法に関する勉強会を実施しています。
新生児集中ケア認定看護師:遠藤 智弘
新生児集中ケア認定看護師は、新生児集中治療室(NICU)に入院した赤ちゃんに対して専門的な知識・技術を用いて、より質の高い看護を提供できる看護師です。
NICUは、早産で生まれた赤ちゃんや体重の少ない赤ちゃん、病気をもった赤ちゃんを受け入れています。生まれたばかりの赤ちゃんの状態ができるだけ早く安定するように集中的に治療・看護を行うとともに、治療に伴う痛みやストレスから赤ちゃんを守っています。
緩和ケア認定看護師:小松 歩美
緩和ケアは、生命を脅かす疾患について早期からからだやこころの苦痛を和らげ、患者さんがその人らしく生きていくことができるようにケアをしていくことです。他職種とともに、患者さんやご家族の思いを聴きながら、生活の質が少しでも良くなるよう、寄り添いながら一緒に考え、苦痛症状の緩和に努めています。また、よりよい緩和ケアの提供のため勉強会を実施したり相談に応じています。
クリティカルケア認定看護師:西尾 万紀
集中ケアとは、様々な病気の急性期や重篤な状態の患者さんに対して、集中的に治療や看護を行い、危機的状況下に置かれた患者さんのご家族の方への援助や相談を行う領域です。
その中で、集中ケア認定看護師の役割は、急性期で、重篤な患者さんの日々の生活を援助し、安全かつ早期に元の生活に戻れるようリハビリテーションをすすめ、そして、常に患者さんが安心して看護が受けられるように、声掛けやタッチングを大切にし、患者さんの意志を反映できるよう努力しています。
また、より良い看護の提供やチーム医療の充実に向け、スタッフの相談に応じたり、勉強会を実施しています。
手術看護認定看護師:栗原 甲介
手術はチーム医療であり多職種が協働します。メンバーそれぞれが専門性を発揮し、連携して安全な手術医療が提供できるように努めています。 手術室看護師の専門知識と技術の質向上をめざし勉強会の実施やスタッフの相談に応じています。患者さんと関わる限られた時間の中でも、守られる権利を大切にし少しでも不安や緊張が和らぐ看護の提供に努めています。
摂食嚥下障害看護認定看護師:馬庭 祐子
「食べること」は生きるために必要なエネルギーを摂取するだけでなく、その楽しみは生きていく元気の源でもあります。
摂食・嚥下障害看護認定看護師は、摂食・嚥下障害やそれに伴う症状に対して、他の専門職と協力し、患者さんが安全に少しでも口から食べられるように支援します。
また、よりよい看護の提供に向けて、摂食・嚥下障害に関する勉強会の実施やスタッフの相談に応じます。
乳がん看護認定看護師:原 真紀
乳がんは女性のがんの罹患率の第1位を占め、年々増加傾向にあります。
乳がん看護認定看護師は乳がん看護の専門的知識と技術をもち、患者さんやご家族が乳がんと向き合いながら充実した人生を送るために、疑問や不安を解決できるよう情報やケアを提供しています。またチーム医療の充実や質の高い看護が提供できるようにスタッフへの指導・教育を行っています。
クリティカルケア認定看護師:浦部 涼子
救急患者は、年齢、診療科、場所を問わず、あらゆる状況で発生します。急病が引き起こす、患者さんの苦痛や障害を最小限にくい止め、健康な生活に戻っていただくために、救急看護師は、限られた情報の中で、短時間に全身状態を評価し、緊急度・重症度を判断するとともに、迅速に対応する必要があります。また、同時に、急な発症や生命の危機状態に、不安を感じている患者さんや御家族の心の支えとなれるよう努めています。より良い看護、チーム医療が提供できるよう、スタッフの相談に応じたり、勉強会などを開催しています。
慢性心不全看護認定看護師:錦織 慶子
心不全で入院中の患者さんの抱える苦悩や身体的苦痛の緩和、日常生活の援助を行い、退院後も心不全と上手に付き合っていく方法を一緒に考えさせていただきます。また、心不全の原因となる高血圧や心筋梗塞、心臓弁膜症などを患われている患者さんを支援し、心不全に移行しないような生活を一緒に考えさせていただきます。 心不全患者さんの意思決定を尊重しより良い看護を提供できるようにスタッフの指導や相談に応じ、スタッフと共に成長していきたいと考えています。
糖尿病看護認定看護師:糸賀 幸子
糖尿病看護とは、糖尿病を持ちながら生活をする方の生涯続くセルフケアや療養生活を支援するものです。
糖尿病看護認定看護師は、食事、運動、薬物療法等、個々のニーズに応じた情報提供を行い、その方の生活に合った方法を一緒に考えていきます。
外来では、合併症予防のためのフットケアや透析予防指導などを行っております。また、研修や勉強会を開催し糖尿病看護の質の向上に努めています。
がん放射線療法看護認定看護師:和田 優子
近年、がん治療が進歩する中、放射線治療を受ける患者さんが増えています。放射線治療は精度が高く、手術や化学療法に比べ身体的負担は比較的小さいですが、放射線に対するイメージや副作用などによって、不安や苦痛を伴うことがあります。
がん放射線療法看護認定看護師は、放射線治療に関する正しい情報提供やセルフケア指導、副作用のケア、精神的サポートを行ない、治療完遂に向けた看護を目指します。また他職種との連携や、看護師に対する指導・相談への対応も行ない、放射線治療看護の質の向上に努めます。
認知症看護認定看護師:曽田 摂子
認知症の人にとっての入院生活は、自分が置かれている状況を理解しにくく、自分自身が感じていることも十分に表現できないために苦痛を伴います。認知症看護認定看護師は、認知症の人が感じている苦痛をくみ取り、安心して過ごすための環境づくりや治療が円滑に終了するための関わり方についてスタッフを支援し、患者さんの入院生活を支援します。そして、看護師や家族に対しても認知症看護に関する教育や相談に応じていきます。
老人看護専門看護師:立原 怜
2016年度に老人看護専門看護師の認定を受け、現在は入退院支援・地域医療連携センターに所属しています。ひとりひとりの高齢者によって、歩んできた歴史や年を重ねたことによる心身への影響は違っています。これらを踏まえ、最後のときまで繋がる医療やケアを考えていくことが自分に与えられた役割だと感じています。
高齢者の方々が希望される暮らし方を、地域の皆様と共に考えていきたいと思います。宜しくお願いします。
老人看護専門看護師:岡 愛
2019年度に老人看護専門看護師の認定を受け、現在は神経内科病棟に所属しています。高齢者によってこれまでの生活背景は様々であり、加齢により生じる複雑な健康問題も異なります。さらに疾患を抱えることで生活様式や療養場所の変更が必要となる高齢者も少なくありません。これらを踏まえ、高齢者や家族の意向を尊重し、高齢者や家族にとっての最善はなにかを考え支援していきたいと思います。また、スタッフとともに高齢者へ丁寧なケアを提供できるよう日々取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。
認知症看護認定看護師:山中 ゆかり
2020年度、認知症看護認定看護師の認定を受けました。超高齢社会を迎え、当院でも多くの高齢者の方々が治療を受けられています。このような状況の中で、認知症の重症度にかかわらずご本人の思いが表出できるように支援していきます。入院生活による環境の変化や疾患による苦痛が軽減できるように多職種と協働しサポートしていきます。
がん化学療法看護認定看護師:佐藤 杏子
近年のがん化学療法は、分子標的療法や免疫療法が加わりめまぐるしい進化を遂げています。
従来の抗がん剤に比べ特徴的な副作用の多いこれらの治療は、患者さん自身のセルフケアが大変重要になります。
がん化学療法看護認定看護師は、患者さんと相談しながら安心・安全・安楽にがん化学療法を続けられるよう支援しています。
摂食嚥下障害看護認定看護師:石橋 優
食事をすることは栄養を摂るだけでなく、「おいしい」という気持ちや「たのしい」思い出などの様々な記憶を残してくれる、大切な時間です。
摂食・嚥下障害看護認定看護師として、摂食嚥下チームや栄養士、リハビリテーション療法士などの専門職とも協力しています。各病棟の看護師とも協力して、アイデアをいただきながら病院全体で摂食・嚥下障害を有する方々のおいしく、安全な食生活を守っていきたいです。
精神看護専門看護師:尾原 千尋
疾患の発症から治療を受ける過程においては、もともと精神疾患を有する方だけでなく、身体疾患の治療中の方でも、不眠や抑うつなどの精神症状を呈することがあります。
精神看護専門看護師は、患者さんが抱える不安や辛さに寄り添い、"困りごと"について一緒に考えながら精神的なサポートを行う役割を担っています。 また、精神科リエゾンチームの一員として、精神科医師・臨床心理士など多職種と連携した活動も行っています。