病院長からのごあいさつ
病院長からのごあいさつ
島根県立中央病院 病院長 小阪 真二
<医師時間外労働規制開始に際して>
ちまたのニュースではトラックドライバー長時間労働是正による物流の遅延の可能性が話題に上っていますが、医療界も本年度から医師の働き方改革に伴い、時間外労働に制限が設けられました。
当院は平成29年から3年間かけて夜間救急外来を当直から勤務に変更し、また、院内助産、臨床工学技士の手術内視鏡保持など、法改正も含め国が定めた業務の医師から他職種へのタスクシフトも行ってきました。
しかし、一部の診療科では時間外労働が年960時間を超える医師も存在することから地域医療を維持するためにB水準病院の指定を受けています。
これらの取り組みにより、夜間救急等地域医療への影響は最小限に留められると考えていますが、救急外来夜間受診等の状況によってはかなり厳しい状況も危惧されます。
病院と地域が一体となって、医療ひっ迫に陥らないように頑張りたいと思います。
令和6年7月1日