病院長からのごあいさつ

病院長からのごあいさつ

病院長 小阪 真二

島根県立中央病院 病院長  小阪 真二

 2025年に向けて、現在日本では医療介護一体改革の流れが強まっています。 病院完結型医療から地域完結型医療への転換が計られており、県立中央病院にもそれに沿った地域医療の試みが必要と考えています。 そこで、平成29年度に地域医療支援プロジェクトを立ち上げ、急性期病院から地域への橋渡しとして、当院の専門性をもった医療者を訪問させ、 地域の訪問診療、訪問看護、介護等につなげる退院前後訪問指導を行っております。
 退院前から退院先の状況を確認し、その状況に即した退院支援をすること、 退院後も入院中に受けていたケアが継続できるように病棟看護師、認定看護師などが専門性を地域のケアに引き継ぎ、 活かしていくことで、急性期病院から在宅へのシームレスな連携が生まれると信じています。
 高齢化が進み、慢性疾患の患者さんが多くなった現在、病院だけでは患者さんを治療できず、 地域と一体となって医療体制を構築していく必要があります。 地域から要請があれば、可能な限り支援できるように努力したいと思っています。

 患者中心の医療では、それぞれの医療者が常に患者さんのことを考え、 特性を活かしたケアを自律的に行えるようにと思います。 医師の働き方改革の議論でもいわれているような他職種へのワークシフトを含めて、 医師のみではなく多職種が患者さんのことを第一に考えた働きかけをこれから実践し、増やしていく予定です。

 医療の技術は日進月歩であり、医療を取り巻く環境も変わってきており、 県立中央病院も時代の流れに従って変化をしていかなければなりませんが、 地域に必要な医療を公平・公正に提供するという使命、患者さんの役に立ちたいという想いは決して変わらないものだと思います。 使命・患者さんへの想いをしっかり中心に据えて、地域に必要とされる病院であり続けることを目指していきます。


令和元年10月1日

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