言語聴覚療法部門

話す機能・食べる機能を回復させるスペシャリスト

当院には7名の言語聴覚士がおり、主に入院患者さんを対象に言語聴覚療法を行っています。言語聴覚療法では脳血管障害、頭部外傷、悪性腫瘍等による言語機能の障害(失語症)、発声の障害(音声障害)・発音の障害(構音障害)、食べること・飲み込むことの障害(摂食嚥下障害)などに対して、評価・療法・指導を行っています。
患者さんが自分らしい生活を取り戻せるよう、多職種と連携し機能の回復を目指します。

言語聴覚療法部門 
疾患別リハ単位数割合

言語聴覚療法の内容

失語症言語訓練

失語症言語訓練

写真、絵カード、物品などを使用して、コミュニケーション能力の改善を目指します。

標準失語症検査

標準失語症検査

「聴く・話す・読む・書く・計算する」という5つの側面から言語能力の評価を行います。

構音訓練

構音訓練

口唇・舌・顎の運動や文章音読を行うことでより良い発声や発音ができるように練習します。

間接的嚥下訓練

間接的嚥下訓練

安全に口から食べる準備のために、口腔ケアや口唇・舌・顎の運動等を行います。

直接的嚥下訓練

直接的嚥下訓練

水分やゼリーなど実際の食品を使用して、口から安全に食べる練習を行います。

嚥下内視鏡検査

嚥下内視鏡検査

内視鏡を用いて画像を見ながら飲み込みを観察する検査です。医師・看護師と共に行います。

低周波電気刺激療法

低周波電気刺激療法

嚥下機能に関係する筋肉に低周波を当てて刺激して筋力強化する機械です。バイタルスティムを当てながら、間接的嚥下訓練・直接的嚥下訓練を行います。