作業療法部門

生活動作を回復させるスペシャリスト

当院には5名の作業療法士がおり、入院・外来患者さんを対象に作業療法を実施しています。

作業療法士は、脳の病気等による高次脳機能障害(※)の検査、評価、改善や、失った機能を道具を使用して補う練習を行い、日常生活の自立を促進します。

日常生活は様々な作業(食事、入浴、排泄等の日常生活動作、社会活動、趣味活動、仕事等の生活関連動作)で成り立っています。多くの時間を"占める"作業をより良いものにし、生活を豊かにするのが作業療法士の仕事です。

患者様一人一人が大切にする作業が再び行えるように介入しています。

また当院では発症直後から患者さんの作業に注目し、リハビリおよび家族指導を行い、早期自立や早期退院を目標としています。具体的には、起きる、座る等の基本動作から始め、着替える、食事を食べる、トイレへ行くなどの具体的な練習も行っています。

※高次脳機能とは?
記憶する、いろいろなことに注意をはらう、考える、判断するといった人間ならではの高度な脳の働きのことです。脳の損傷により記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害が生じ、これに起因して、日常生活・社会生活への適応が困難となることがあります。

作業療法の内容

日常生活動作訓練

日常生活動作訓練

実際の自宅での生活に合わせた調理、着替え、トイレ動作等の練習をします。

食べる動作の訓練

食べる動作の訓練

能力に合わせた箸、皿等の食器、器具を使った練習をします。

麻痺の手等に対する通電療法

麻痺の手等に対する通電療法

電気刺激を加え、手の動きを回復する訓練を行います。

ハンドセラピー

ハンドセラピー

手のけが(骨折、切断、やけど等)に対応します。

高次脳機能評価・訓練

高次脳機能評価・訓練

早期から能力を評価し、高次脳機能へ介入します。

職業前評価・訓練

職業前評価・訓練

入院前の仕事内容を踏まえ、模擬的な練習をします。

リハビリテーション技術科
病院のご案内

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