作業療法部門
生活動作を回復させるスペシャリスト
当院には12名の作業療法士がおり上肢機能の障害や日常生活動作、高次脳機能(※)に対しての評価・療法・指導を行うことで日常生活の自立を促進します。
日常生活は様々な作業(食事、入浴、排泄などの日常生活動作、社会活動、趣味活動、仕事などの生活関連動作)で成り立っています。多くの時間を"占める"作業をより良いものにし生活を豊かにするのが作業療法士の仕事です。
※高次脳機能とは?
記憶する、いろいろなことに注意をはらう、考える、判断するといった人間ならではの高度な脳の働きのことです。脳の損傷により記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害が生じ、これに起因して、日常生活・社会生活への適応が困難となることがあります。
作業療法部門
疾患別リハ単位数割合

作業療法の内容
日常生活動作訓練

実際の自宅での生活に合わせた調理、着替え、トイレ動作等の練習をします。
ハンドセラピー

手のけが(骨折、切断、やけど等)に対応します。
麻痺の手等に対する通電療法

電気刺激を加え、手の動きを回復する訓練を行います。
運転再開に向けた評価

自動車運転再開に必要なスキルを評価し、安全に運転再開可能か判断します。
高次脳機能評価・訓練

早い段階から、高次脳機能を評価し、介入を行います。
職業前評価・訓練

入院前の仕事内容を踏まえ、模擬的な練習をします。
装具・スプリント

機能補助や変形予防のために装具やスプリントを使用します。
精神科作業療法

塗り絵、趣味、集団活動を通した作業によって精神面の改善を図ります。