診療情報管理
診療情報管理とは
病院では医師が診察内容を記録した診療録や、看護師の記録、検査結果など多種多様な「カルテ(診療記録)」が日々大量に作成されます。患者さんにとって治療の歴史ともいえるこのカルテを適切に保管・管理しています。
主な業務
【情報の管理】
患者さんが安全・安心な医療を受けるためには、カルテに正確な情報が確実に記載されていることが情報共有・医療安全の面からも必要です。そのために"誰が読んでも理解できる適切なカルテ"となるよう、記載内容の点検を日々行っています。
また、治療された病名をWHOが定めた分類(国際疾病分類:ICDといいます)に振り分ける作業を行っています。これは、病院機能を把握するためのデータとなります。診療情報の管理・活用を通じて、安全・安心な医療の提供に貢献したいと考えています。
【物の管理】
カルテは法律で保存が義務づけられ、中には30年間も保存義務のあるものもあります。当院は、電子カルテ導入以前の紙のカルテも可能な限り保存しています。当時の治療を確認することで、現在の治療に役立てることもできます。また、患者さんからのカルテ開示依頼に対応することもできます。