がん登録
がん登録とは
全国がん登録
がんの罹患(病気にかかること)や転帰(最終的にどうなったか)という状況を登録・把握し、分析する仕組みです。がんの患者数や罹患率、生存率、治療効果など、がん対策の基礎となるデータを把握するために必要なものです。
がんの実態を明らかにし、国のがん対策や都道府県の医療計画に活かされます。

院内がん登録
病院で診断されたり、治療されたりしたすべての患者さんのがんについての情報を、診療科を問わず病院全体で集め、その病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにする調査です。
当院ではがん診療連携拠点病院等の整備に関する指針(健発0731第1号平成30年7月31日厚生労働省健康局長通知)、及び院内がん登録の実施に係る指針(平成27年厚生労働省告示第470号)に基づき、「がん診療連携拠点病院等 院内がん登録 標準登録様式 2016年版」に基づく院内がん登録を実施しています。
研究
院内がん登録全国収集データの二次利用について
当院では、がん登録の向上のために国立がん研究センターが行う院内がん登録全国集計を用いた二次集計へのデータ利用について協力しております。
→ オプトアウト説明ポスター(PDF)
→ オプトアウト患者説明書(PDF)
がん登録Q&A
Q1.登録手続きは?
A.医療機関が手続きします。ご本人の手続きはありません。
Q2.誰が登録しているのか?
A.国立がん研究センターでの研修受講、認定受講、認定試験によってがん登録の専門知識を身につけた
がん登録実務者が登録しています。
Q3.登録によって知らない誰かが連絡してきたり、治療方針が変わったりする?
A.いいえ。がん登録はがんの数を正確に数える事業で、患者さんにがん登録実務者がコンタクトすることも、
現在の治療に影響が及ぶこともありません。
Q4.個人情報が漏れる心配は?
A.厳重なセキュリティ管理のもと、データは国立がん研究センターのサーバーに保管されます。また、担当者は専門の教育研修を受けた上で、関係者の守秘義務が法的に定められており、不適切な扱いがあった場合には厳しい罰則があります。
Q5.これまで登録された院内がん登録のデータは見れますか?
A.院内がん登録統計をご参照ください。
(国立がん研究センターがん情報サービス がん登録・統計より)