PET-CT検査

PET-CT検査とは

PET(ペット)検査とは、がんを検査する方法の一つです。

PETはpositron emission tomographyの略称、陽電子断層撮影という言葉の頭文字をとった略称です。 通常、がんは、ある程度の大きさになったり、体に変化が起きてから見つかることが多いため、がん細胞の成長がある程度進んでからでないと発見しにくい病気です。

「がん細胞は正常細胞に比べ3~8倍のブドウ糖を取り込む」というがん細胞の性質を利用しており、全身の細胞のうち、がん細胞だけによりはっきりとした目印をつけることができるため、早期のがんの発見も期待できます。

PET-CT検査とは、CT装置を併用することで、高精度に位置合わせが可能になります。そのため、さらに鮮明な画像で、腫瘍の位置や大きさを撮影することができ、より詳しく診断できます。

また、1回の検査でほぼ全身を調べられ、がんの早期発見、病期(進行度)診断、転移、再発を調べるのに特に重要な検査とされています。また、がんの可能性が疑われながら他の検査で病巣が発見できない原発不明がんの診断にも用いられ、予想外のがんの発見に威力を発揮することもあります。

(PET/CT装置)

PET/CT装置



[がん細胞は正常細胞の3~8倍もの糖を摂取します]

PET-CT検査を受けられる方へ

PET-CT検査を受けるときは、適切な検査を行うために、下記の事項についてご理解くださいますようお願いいたします。

①検査前、6時間は絶食してください。

食事や飴、ガムを含めた甘い食べ物、糖分やカロリーのあるジュースや牛乳、アルコール類を予約時間の6時間前から摂取しないでください。また、前日の夜の暴飲・暴食は検査結果に影響を及ぼしますので、必ず控えてください。
お水やお茶は充分にお摂りください(糖分を含んだものは摂取しないでください)。

②検査前日と当日の運動は控えてください。

検査前日と当日は、過度の運動(長距離の徒歩・自転車での来院、畑作業やカラオケ等)をしないようにしてください。診断の妨げになる場合があります。また、徒歩や自転車で来院された方は、来院後30分以上安静にしてから検査をいたします。早めに来院してください。

③検査日時に忘れずに来院してください。

予約日時に来院できない場合は、すぐに当院まで連絡してください。

④糖尿病の方は医師にお申し出の上、指示に従ってください。

血糖値が高い状態で検査を行うと病変が検出しにくくなることがあります。前処置等が変わってくる場合がありますので、医師の指示に従ってください。

その他、詳細については検査予約時に発行される検査説明書をご参照ください。
ご不明なこと・ご心配なことがありましたら依頼医師にお尋ねください。

(2019.07 更新)

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