新卒既卒薬剤師採用

島根県立中央病院
(病床数568床、診療科40科)
薬剤師募集! 
Uターン、Iターン大歓迎

採用選考試験(県立病院・薬剤師)について

令和7年度島根県職員(薬剤師(県立病院))採用選考試験(令和8年4月採用)は下記のとおり実施します。

受付期間 令和7年4月9日(水) ~ 5月23日(金)
試験日 令和7年6月7日(土) ~ 8日(日)
合格発表 6月中旬
採用予定人員 3名
職務内容 県立病院(島根県立中央病院、島根県立こころの医療センター)に勤務し、専門的業務に従事します。
試験種目 専門論文試験及び面接試験(予定)
受験案内 令和7年度(薬剤師(県立病院))採用選考試験 受験案内

薬剤局の概要と特徴

1.島根県立中央病院薬剤局はどのような方針か(業務の考え方)

大学の薬学部で6年間学んできた専門知識が最大限生かせるように、患者さんと面談したり、多職種と連携することに重点を置いています。薬剤師でなくてもできる業務については、タスクシフトをしたり、アプリケーションソフトを駆使して対応しています。

薬剤師37名(育児休業中1名を含む、平均年齢37歳、薬剤師の2023年離職率2.8%)
調剤補助事務11名(ワークセンター2名相当を含む)

(2024年10月現在)

2.どんな業務をしているの(業務内容)

病棟薬剤業務、薬剤管理指導業務、調剤業務(内服・外用・注射)、製剤業務、TDM業務、DI業務、入退院支援業務、抗がん薬調製業務、無菌調製業務等を行っています。

また、診療報酬では、病棟薬剤業務実施加算、薬剤管理指導料、がん患者指導管理料、退院時薬剤情報連携加算、連携充実加算、がん薬物療法体制充実加算(外来腫瘍化学療法診療料)、薬剤総合評価調整加算、薬剤調整加算、周術期薬剤管理加算等を算定しています。

内服調剤

注射調剤

医薬品情報管理室

病棟業務

抗がん薬調製

3.どんなタイムスケジュールで働いているの?

★日勤(平日・土日祝)(8:30〜17:15)★

★夜勤(15:15〜翌8:45)★

★準夜(11:45〜20:30)★

4.業務の効率化を進めています(情報を操るアプリケーションソフトの有効活用)

当院は全国で初めて電子カルテシステムを導入した病院です。そのため、電子カルテの必要な情報を容易に入手できる環境にあります。薬剤局ではMicrosoftAccess、MicrosoftExcelやRPA(Robotic Process Automation)等を駆使して必要な情報を効率よく入手したり単純な入力作業に関わる時間を短縮したり作業を効率化することで薬剤師の専門性を生かせる時間を確保しています。薬剤師として働きながら、このような作業の効率化を行う手段としてプログラミングを学ぶこともできます。

5.1年目のスケジュールは?

1年を通して各業務の研修を行います。まず中央業務の研修を行い調剤や注射業務の手技を身に着けます。その後1年目の8月からは病棟業務を通して幅広い疾患について学べます。

【新人教育スケジュール】

詳細はこちら

6.当院で勤めながら研修が受けられる(研修施設)

次のものが研修施設として認定されています。他の病院に行かなくても研修を受けられることはキャリア形成において効率的で有利となります。

  • 日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設
  • 日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師研修施設
  • 日本医療薬学会薬物療法専門薬剤師研修施設(基幹施設)
  • 日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修事業暫定研修施設
働きながら、
がん専門薬剤師の
取得が可能!

7.専門性を生かす(専門・認定薬剤師取得)

当院では専門・認定薬剤師資格取得者が多くいるため、不明な点・疑問点等、分からないことはすぐに聞くことができるので、とても安心です。また、目標とする専門・認定薬剤師がいると心強く励みになります。

また、1年目から毎年年度末に専門分野への意向調査を実施しキャリアプランを考える機会を設けています。

専門・認定薬剤師資格取得率87%(27人/31人中、残り6人は入職3年未満のため除外)資格保有者の平均取得資格数3.3個

認定薬剤師一覧はこちら

資格取得のサポート体制が充実しています。

  • 資格取得のための費用(学会・研修会参加費、交通費、宿泊費等)の支給
  • 自己啓発支援制度(国内支援枠)上限 50,000円まで助成(年度内1人1回)
  • 自己啓発支援制度(海外学会支援枠)上限 300,000円まで助成(年度内1人1回)
  • 資格取得後の資格手当(5,000円/月 or 1,000円/月、一部対象外の資格あり)

8.論文投稿・学会発表しています

当院は日本医療薬学会指導薬剤師2名が在籍しているので、学会発表や論文投稿等で指導・助言を受けることができます。
詳細はこちらへ

知識を深めるための学会参加も推奨しています(参加費・宿泊費・交通費等の補助あり)。

9.臨床研究・治験

医師の補助をするCRC(治験コーディネーター)や治験薬管理、研究事務局など、薬剤師としての知識や資質を生かし、研究の支援を行っています。

当院は山陰という田舎にありながら、SCRUM-Japan(国立がん研究センターが運営する、日本初の産学連携全国癌ゲノムスクリーニングプロジェクト)、J-COG(日本臨床腫瘍研究グループ)などの大規模研究グループに参加し、最先端の治療開発に携わっています。

自分が関わった薬が新薬として誕生したり、新しい治療法がガイドラインに掲載されたのを目にすると、大きな達成感とやりがいを感じます。

10.賃金

島根県職員給料表 医療職(2)に該当します。

令和6年4月1日現在の給与支給の例(各手当は仮の設定です)

表をスクロールできます
【例】
(控除前、単位:円)
  新卒者
(6大卒、24歳、前歴なし)
(参考)新卒後県立病院勤務
11年目の職員
仮設定 月額 仮設定 月額
手当を含む給料月額 ①   297,725   385,384
  給料月額(調整額含む)   240,217   308,770
通勤手当 徒歩 0 自動4輪、通勤距離10km 7,900
住居手当 家賃6万円のアパート在住 27,000 自宅 0
扶養手当 扶養なし 0 配偶者、子供2人扶養 26,500
夜間勤務手当 夜勤1回 2,688 夜勤1回 3,514
特殊勤務(夜間特殊業務)手当 夜勤1回 7,500 夜勤1回 7,500
特殊勤務(専門資格業務)手当 なし 0 がん専門薬剤師 5,000 
特殊勤務(有害物取扱)手当 抗がん薬調製3日 1,110 抗がん薬調製3日 1,110
時間外勤務手当 月10時間 19,210 月10時間 25,090
    年額   年額
賞与(年2回) ②   約670,000   約1,400,000
  6月期末勤勉手当 初年度のみ30%支給のため 約150,000   約700,000
12月期末勤勉手当   約520,000   約700,000
年間総支給額 ①×12月+②   約4,242,700   約6,024,608

参考までに病院・薬局別の累積年収や年代別平均年収については、「中央社会保険医療協議会総会(第550回)資料」(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001125226.pdf#page=26)の26ページをご確認ください。

11.職場にうまく馴染めるだろうか?(新入職員へのサポート体制)

当院ではプリセプター制度を導入し、新人1人に対し3年目以降の薬剤師1人を選任して、業務内容のサポートや私生活を含めた相談ができる体制にしています。入職した初期段階から安心して業務を行うことができます。

職員控室の風景

12.福利厚生が充実しています

  • 完全週休二日制(夜勤・休日出勤あり、休日出勤の場合は平日に振替休日を取得)
    年次有給休暇(年間20日 ※初年度は15日)
    リフレッシュ休暇(年間4日間)
    慶弔休暇(結婚、忌引等)等
    育児休業、部分休業等の休業制度もあり
    ※島根県職員の福利厚生に準じています
    詳細はこちらへ
  • 職員用の宿舎があります
    単身用(家賃月額11,820円 1DK)、世帯用(家賃月額31,120円 3DK)

13.奨学金返還助成制度あります

当院は島根県薬剤師奨学金返還助成事業に参加しています。最大288万円助成できます。
詳細はこちらへ

14.勤務先はどこ?

島根県病院局には島根県立中央病院と島根県立こころの医療センターの2つの病院があります。いずれも島根県の出雲市内にあります。島根県病院局に採用されると島根県立中央病院で勤務し研修を受けながら成長していくことになります。こころの医療センターは、専門・認定薬剤師取得希望等を考慮しながら研修終了後に配属となる場合があります。

15.様々な症例に出会うことができる

当院は様々な疾患の患者さんを対象に診療を行っています(院内標榜科:40科)。
当院の診療科は次のとおりです。
詳細はこちらへ

16.多職種連携に力を入れています(チーム医療)

現在、院内の様々なチームに薬剤師が参加しています。チームの活動を通して、他職種との「横のつながり」を持つことができます。

【薬剤師が参加中の院内チーム】

緩和ケアチーム、ICT(感染制御チーム)、AST(抗菌薬適正使用支援チーム)、NST(栄養サポートチーム)、認知症ケアチーム、心不全チーム、排尿支援チーム、術後疼痛管理チーム、ポリファーマシー削減チーム、褥瘡対策チーム、DMAT(Disaster Medical Assistance Team)、RRS推進チーム、二次骨折予防チーム、身体拘束最小化チーム

17.薬剤師が中心となって取り組んでいます(ポリファーマシー対策)

ポリファーマシーは現在問題となっている課題であり、薬剤師が中心となって他職種と連携しながら進めていくことができる業務として期待されています。当院ではポリファーマシー削減チームを立ち上げて病院全体で取り組んでいるところです。
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18.島根県立中央病院の立地条件(参考)

本院は島根県出雲市に位置し、JR出雲市駅から車で5分の場所にあります。周辺には大型商業施設や飲食店もあり利便性が高い立地です。