神経内科

神経内科

更新日 令和6年4月1日

診療科概要

神経内科は、脳卒中、髄膜炎などの急性期疾患から、パーキンソン病などの変性疾患、認知症、てんかん、頭痛、脊髄・末梢神経・筋疾患など、非常に幅広い領域を診療します。診断には神経学的な診察、画像診断(CT、MRI、超音波検査、脳血流シンチなど)、神経生理学的検査(脳波、筋電図など)があり、これらの検査を駆使して疾患診断、治療を行っています。以下に代表的な疾患について紹介します。

脳卒中(脳梗塞、脳出血)

脳梗塞の治療は時間との戦いでもあり、最近では少しでも早く治療を開始した方が良い結果が得られることがわかっています。当院では脳神経外科とも協力して、4.5時間以内の血栓溶解療法、さらにカテーテルを用いた血栓回収療法などの治療にも取り組んでいます。また、発症早期からリハビリテーションを行い、回復期のリハビリテーションにつなげていくように、他の病院とも地域連携を図っています。脳卒中には脳出血、くも膜下出血も含まれますが、脳出血も当科で診ることが多くなっています。

頭痛

頭痛を引き起こす疾患の中にはくも膜下出血や脳出血など生命に危機を及ぼすものがあり、これらを診察所見と適切な検査により迅速に鑑別します。次に、片頭痛や群発頭痛など日常生活に大きな支障をきたす頭痛を鑑別し、最もあった薬剤を選択し同時に、生活指導を行っていきます。

認知症

認知症の7割はアルツハイマー型認知症で、今聞いたことが思い出せないなどといった記憶の障害で発症することが一般的です。進行すると、買い物や家事が出来ない、妄想がおこるなどの症状も出現してきます。認知症は早期から対策をすることが望ましく、薬物療法だけでなく、運動や社会的活動などの非薬物療法も重要です。またアルツハイマー型認知症以外にもレビー小体型認知症、血管性認知症など多くの認知症をきたす疾患があり、それぞれを鑑別し、適切な治療を受けていただくよう診療をしています。

パーキンソン病

パーキンソン病は手が振るえる、歩行など動作が鈍い、表情が乏しいといった症状で起こります。脳内のドパミンという伝達物質が少なくなることが主な原因で、中年以降に発症することが多い病気です。難病ではありますが、最近は有効な薬が多く出来ていて、早期から治療すれば、症状の改善が見込まれる病気でもあります。上記の症状のうち1つでもあれば一度受診をおすすめします。

脊髄・末梢神経・筋疾患

比較的頻度は少ないですが、筋力低下や知覚の障害などをきたす病気で、内科的治療が中心となる疾患があります。多発性硬化症、ギランバレー症候群、重症筋無力症などが神経内科で治療する疾患で、しっかりと診断をして治療することが重要です。

スタッフ紹介

役職 氏名 資格・その他
病院事業管理者 山口 修平
(やまぐち しゅうへい)
昭和54年卒
神経内科専門医・指導医
脳卒中学会専門医
老年病専門医・指導医
認知症学会専門医・指導医
総合内科専門医・指導医
臨床神経生理学会認定医・指導医
神経内科部長 青山 淳夫
(あおやま あつお)
日本神経学会 神経内科専門医・指導医
日本内科学会 認定内科医
緩和ケア研修会修了
神経内科医長 高吉 宏幸
(たかよし ひろゆき)
日本神経学会 神経内科専門医・指導医
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本脳卒中学会専門医
緩和ケア研修会修了
稲垣 諭史
(いながき さとし)
平成24年卒
日本神経学会 神経内科専門医
日本内科学会 認定内科医
緩和ケア研修会修了
診療科について
ご来院の皆さまへ

一般外来診療時間

  • 診療受付時間
    午前8:30~午前11:00
  • 診療時間
    午前9:00~

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