麻酔科・手術科
麻酔科・手術科
更新日 令和6年4月1日
診療科概要
麻酔科・手術科は救命救急部門の一部である手術部門の運営を引き受けます。進化し続ける高度医療を遂行するため、外科系各科から様々な手術依頼があります。限られた、機材、人材、時間を効率よく仕分けし、安全確実に患者さんのニーズに応じるよう努力しています。手術の成功には術者、麻酔科医、看護師、臨床工学技師、放射線技師など多くの専門家からなるチーム医療で臨みますが、麻酔科はそのリーダーシップをとる立場と自覚し精進しています。
屋上ヘリポートを備えた高度救命救急センター、および地域周産期母子医療センターを併設する島根県立中央病院として、2020年度 3684(2914)例、2021年度 3904(2961)例、2022年度 4124(2981)例(カッコ内は麻酔科関与)手術がありました。手術件数は年々増加傾向です。年間約4000例の手術となりますが、その中で緊急手術は約600例で、ドクターヘリ搬送後速やかに手術となる症例もありました。救急医療は医の原点といいますが、多くの予定手術を計画する中で、救急搬送された重症患者の救命を最優先し、時間外に予定手術が開始となることもありました。関係各位には更なるご理解とご協力をお願いする次第です。
ところで、救急救命士をご存知ですか?心肺機能停止状態の傷病者の救命率を上げるために、1991年に導入された資格です。ある種の医療行為を行う事を許可されましたが、厚生労働省と総務省消防庁が検討を重ねた結果、このうち、気管挿管に関しては、規定の講習と共に、病院での気管挿管実習が義務付けられています。当院ではこの挿管実習に対して、麻酔科を中心に病院全体で取り組んでいます。全身麻酔を受けられる皆様にも、救える可能性がある命を、ひとつでも多く救えるよう、実習へのご協力をお願いしています。
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 資格・その他 |
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医療局次長 (麻酔科部長) |
越﨑 雅行 (こしざき まさゆき) 注1 |
平成4年卒 日本麻酔科学会 麻酔科認定指導医 日本専門医機構認定 麻酔科専門医 日本救急医学会 救急科専門医 厚生労働省麻酔科標榜許可 ICD 制度協議会 インフェクションコントロールドクター 日本医学シミュレーション学会DAMインストラクター 日本医学シミュレーション学会CVCインストラクター 日本医師会認定産業医 緩和ケア研修会修了 臨床研修指導医 |
手術科部長 | 小笹 浩 (おざさ ひろし) |
昭和60年卒 日本麻酔科学会 麻酔科専門医 厚生労働省麻酔科標榜許可 緩和ケア研修会修了 臨床研修指導医 |
麻酔科医長 | 佐々木 敦子 (ささき あつこ) |
平成3年卒 日本麻酔科学会 麻酔科認定医 厚生労働省麻酔科標榜許可 緩和ケア研修会修了 臨床研修指導医 |
奈良井 康宏 (ならい やすひろ) |
平成14年卒 日本麻酔科学会 麻酔科専門医・指導医 日本ペインクリニック学会専門医 厚生労働省麻酔科標榜許可 緩和ケア研修会修了 臨床研修指導医 |
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麻酔科医員 | 市富 優希 (いちとみ ゆうき) |
平成30年卒 厚生労働省麻酔科標榜許可 緩和ケア研修会修了 |
非常勤医師 | 横井 いさな (よこい いさな) |
平成15年卒 日本麻酔科学会 麻酔科専門医 厚生労働省麻酔科標榜許可 緩和ケア研修会修了 |
注1:一部の日本語環境で表示できない文字があります。正しい表記は「越」です。