形成外科
形成外科
更新日 令和5年10月31日
診療科概要
形成外科は主に機能、形態の再建を担当しています。個人の価値観が多様化し、日常生活の質を求められる現在、機能、形態をできるだけ正常にすることが広く望まれるようになってきております。特に外傷、先天奇形、腫瘍により機能、形態が損なわれることが多いため、この3つの病態を中心に当科の対象疾患は年々増加しております。
形成外科学会分類による診療分野
- 熱傷
- 顔面外傷
- 口唇口蓋裂
- 手の外傷、先天奇形
- その他の先天奇形
- 良性腫瘍
- 悪性腫瘍とその再建
- 瘢痕、瘢痕拘縮
- 潰瘍、褥瘡
- 美容
- その他
対象疾患
- 顔面外傷(骨折を含む)
- 手の外傷(切断指を含む)、変形、機能障害
- 熱傷
- 瘢痕(きずあと)、ケロイド
- 皮膚、皮下、軟部組織腫瘍(ほくろ、あざなどの良性腫瘍から悪性腫瘍まで)
- 難治性潰瘍(糖尿病などに伴う足、足趾の潰瘍)
- 褥瘡(とこずれ)
- 唇裂口蓋裂、小耳症、多指症といった顔面奇形や手足の奇形
- 眼検下垂、眼球摘出後の変形、乳癌術後の乳房再建、など。
疾患別説明
1.手、足の先天異常、外傷
マイクロサージャリーを用い初期治療、再建が可能です。
手、足の先天奇形においては通常1才から1才6ヶ月で治療を開始します。しかし、成長と共に追加の治療が必要になる事もあります。基本的には就学前迄に治療が完了するように治療を行っております。
2.悪性腫瘍およびそれに関連する再建
皮膚癌、乳癌切除後乳房再建などを行っています。
3.瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド
外傷、熱傷後の瘢痕、瘢痕拘縮に対しては基本的に3〜6ヶ月は保存的治療を行っております。その後拘縮(つっぱり)や目立つ瘢痕が残ってしまった際は手術が必要になる場合があります。
4.褥瘡、難治性潰瘍
特に難治性の趾、足の潰瘍には様々な基礎疾患が予想されます。他科と協力し、治療を行っています。
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 資格・その他 |
---|---|---|
形成外科部長 | 井上 真一 (いのうえ しんいち) |
平成19年卒 日本形成外科学会 形成外科専門医 日本形成外科学会 形成外科分野指導医 日本形成外科学会 専門研修指導医 日本形成外科学会 小児形成外科分野指導医 日本形成外科学会 皮膚腫瘍外科分野指導医 日本形成外科学会 再建・マクロサージャリー分野指導医 日本創傷外科学会 専門医 日本頭蓋顎顔面外科学会 専門医 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師 臨床研修指導医 緩和ケア研修会修了 |
形成外科医長 | 貝田 亘 (かいた わたる) |
平成11年卒 日本熱傷学会 熱傷専門医 臨床研修指導医 緩和ケア研修会修了 |
松本 紘子 (まつもと ひろこ) |
平成23年卒 日本形成外科学会 形成外科専門医 日本形成外科学会 形成外科分野指導医 日本形成外科学会 専門研修指導医 日本形成外科学会 皮膚腫瘍外科分野指導医 日本創傷外科学会 専門医 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師 臨床研修指導医 緩和ケア研修会修了 |
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形成外科医員 | 中村 彩芳 (なかむら さやか) |
平成31年卒 |