適応外診療についてのお知らせ(カテコールアミン製剤(注射剤)の併用)
当院の「臨床研究・治験審査委員会」にて、下記の治療法が承認されました。病院ホームページにて情報を公開することにより、患者さん(若しくはそのご家族)から同意をいただくことの代わりとし、治療を実施します。適応外・禁忌使用の薬物により発生した副作用については、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となることがあります。
本件について拒否される場合やご質問がある場合は、下記の問い合わせ先にご連絡ください。
実施内容 | カテコールアミン製剤(注射剤)の併用 |
---|---|
対象患者 | 医師がカテコールアミン製剤の併用を必要と判断した患者 |
診療科 | 全科 |
承認日 | 2024年11月7日 |
目的・概要 | カテコールアミン製剤(ノルアドレナリン、アドレナリン、ドパミン、ドブタミン、イソプレナリン)は、重症患者の循環動態を維持するために併用する場合があります。一部のカテコールアミン製剤 の添付文書には、「他のカテコールアミン製剤投与中の患者」には投与しないことと記載されていますが、国内外のガイドラインでは循環動態を維持するために併用することも選択肢とされています。当院においても医師が患者さんの状態から、カテコールアミン製剤の併用を 必要と判断した場合は、その使用を認めることとします。 |
予想される 不利益と対策 |
カテコールアミン製剤を併用することで心臓への作用が増強する可能性はありますが、循環動態を厳重に観察し、必要時は薬剤の減量や中止等で対応します。 |
お問い合わせ先 | 島根県立中央病院 臨床研究・治験管理室 電話番号:0853-22-5111(代表) または担当医へ直接お申し出ください。 |