島根県ドクターヘリ

島根県ドクターヘリの運航体制

島根県ドクターヘリは、島根県立中央病院を基地病院としています。
高度救命救急センターには救急医療に精通した救命科専門医および看護師が待機し、消防機関からの要請によりドクターヘリに乗り込み、いち早く患者さんのもとへ出動します。

中央病院内にあるドクターヘリ運航管理室では、運航管理者(CS;コミュニケーション スペシャリスト)が、ERではその日の担当医師が、消防機関からのホットラインに対応します。

現場救急では迅速に初期診療を開始し、適切な医療機関を選定し、患者さんを搬送します。施設間搬送では、より高度な医療を必要とする患者さんを要請元医療機関から搬送先医療機関へ搬送し、搬送中の管理・急変などに対応します。

ドクターヘリ出動の流れ(救急現場出動・島根県立中央病院へ搬送する場合)

傷病者発生、119番通報

管轄の消防機関は、119番通報を受け、通報内容がドクターヘリ要請基準に合致していればドクターヘリ要請ホットラインにてドクターヘリを要請します。また、ドクターヘリが着陸するランデブーポイントの選定を行います。
要請を受けたドクターヘリ基地病院では、直ちに出動の準備をし、3~5分以内に現場に向けて出動します。
患者情報の収集は、基地病院にいる救命センター担当医師が行います。

管轄消防機関から傷病者発生現場に向けて救急車が出場し、現場から傷病者をランデブーポイントへ搬送。
基地病院である島根県立中央病院からドクターヘリが出動。
ランデブーポイントでフライトドクター・フライトナースが救急車内で患者さんに接触し、診察・治療を開始します。状況によっては機長の判断で救急現場直近に着陸することもあります。
患者さんの状態(専門治療の必要性等)により、基地病院、もしくは設定されている搬送先医療機関の中から搬送先病院を選定し、フライトドクターが受入れ依頼の連絡をします。
搬送先が決定したら、ドクターヘリによる搬送を開始します。
受け入れ病院までの距離や患者さんの状態を考慮して、救急車による陸路搬送となる場合もあります。