Q&A

高度救命救急センターについて

Q1
高度救命救急センターとは何でしょうか?
A
救命救急センターは、心筋梗塞、脳卒中、心肺停止、多発外傷など重篤で複数診療科にまたがるような状態の患者さんに集中治療を含めた高度な医療を提供する目的で指定された医療機関です。その中でも、「広範囲熱傷」「指肢切断」「急性薬物中毒」といった特殊疾患に対する救命医療を行うために必要な、きわめて高度な診療機能を有するものが高度救命救急センターとして指定されます。
Q2
全国でどのくらいあって、島根県ではどこにありますか?
A
高度救命救急センターは全国で42か所あり、中国地方では5か所が指定されています。
山陰では島根県立中央病院が唯一の高度救命救急センターです。
https://www.jaam.jp/about/shisetsu/qq-center.html
Q3
では、県中の高度救命救急センターはそのような重篤な人ばかりを診察するところでしょうか?
A
当院の高度救命救急センターは、「ER型」という分類になり、どのような患者さんでもまずは救命センターの医師が診察を行い、重症度や症状によって、診療科の振り分けを行いますので、幅広い患者さんを対象にしています。
まず最初に救命センター看護師が「トリアージ」という重症度・緊急性の判定を行ってから診察に移りますので、病状によっては重篤で緊急度の高い方が優先になったり、かかりつけ医の受診をおすすめしたりすることもあります。
また、原則として緊急対応としての診療になりますので、長期のお薬の処方や、その場での診断書の発行は基本的に行っておりません。応急処置を行い翌日以降にかかりつけ医や一般外来を受診いただく場合も多くあります。
Q4
電話予約できますか?
A
救命救急センターは緊急で診察・治療が必要な患者さんを診療する場所であり、予約をお取りいただくことはできません。診察の順番も重症度に応じて決定しています。ですが、来院時にはお電話をいただき、お名前と生年月日と簡単な症状をお伝えいただくと受付をスムーズに行うことができますのでご協力をお願いします。