血液浄化業務

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 当院の血液浄化室は多人数用血液浄化装置が23台あり、医師1~2名、看護師7名、臨床工学技士3名が勤務しております。
 午前・午後の2クール体制で入院患者さん及び外来患者さんの血液透析療法をはじめ各種アフェレシス療法の提供を行っております。

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感染症対策
 当院の血液浄化室には陰圧室を完備しており、感染症が流行している状況においても患者さんに安心して透析治療を受けていただけるように努めております。

【臨床工学技士の業務内容】

 患者さんに安全な透析治療を提供するため治療準備から、患者様の血管への穿刺、治療中の血圧管理をはじめ、透析治療に不可欠な透析液の清浄化管理、透析装置の保守管理を臨床工学技士で行っております。

●透析回路の準備・プライミング

 早出勤務の導入により7:30~透析回路のプライミングを行い、8:30から治療を開始しています。

●バスキュラアクセスへの穿刺・接続

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 当院では、様々なバスキュラアクセス(内シャント・動脈表在化・人工血管)への穿刺やカテーテルへの回路の接続を行っています。

●透析液の清浄化管理

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 当院では全23床でオンラインHDF及びI-HDF療法を行う事が可能です。オンラインHDFは透析アミロイド症や皮膚の痒みの改善、透析中の血圧低下予防の効果が期待されている治療法です。
 治療に用いられる透析液の清浄度を保つため、エンドトキシンや生菌数を測定、清浄化管理を行い日本透析医会の定める水質基準を厳守しております。

●アフェレシス治療

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 当院では様々なアフェレシス治療を行っております。近年は単純血漿交換療法(PE)をはじめとし、顆粒球吸着療法(GCAP)、レオカーナ、腹水濾過濃縮再静注法(CART)といった多数の血液浄化療法を施行しております。
 また、CARTに関しては、院内のみならず、他院の患者様(クリニック等)の腹水濾過濃縮にも対応しております。

●バスキュラアクセス管理

 当院では臨床工学技士による超音波装置(エコー)を用いたバスキュラアクセス管理を行っています。
定期的なバスキュラアクセスの検査に加え、必要に応じエコーを用いた穿刺を行いバスキュラアクセスのトラブル予防や早期治療介入に努めております。
 またエコーから得られた情報をスタッフ間で共有する事で、より充実したバスキュラアクセス管理を可能としております。

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●透析装置の保守管理

 患者さんに安全な透析治療を提供するため、メーカーのメンテナンス講習を受けた臨床工学技士が血液透析装置の消耗部品交換並びに動作点検等の保守管理を行っております。
 医療機器の保守管理は医療機器のスペシャリストである臨床工学技士の大きな役割の一つでもあります。

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【主な使用機器】
・透析用監視装置...TR-10EX、TR-3300M
・粉末剤自動溶解装置...TP-AHI-R、TP-BHI-R
・多人数用透析液供給装置...TC-R
・透析用水作製装置...NER-1200S
・多用途血液処理用装置...ACH-Σ
・血液浄化装置...プラソートµ
・超音波画像診断装置...FC1-X
・ハンディエコー...E corne EC750
・レーザー血流計...ポケットLDF

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