心臓カテーテル検査業務

心臓カテーテル検査業務

当院の心臓カテーテル検査室は2室あり、以下の検査・治療を行っています。
●心臓カテーテル検査
 カテーテルと呼ばれる細い管を手首や足の付け根の動脈から挿入し、X線装置を使用しながら冠動脈や心臓の検査を行います。冠動脈に狭窄部がある場合は、バルーンのついたカテーテルで血管を広げ、ステントと呼ばれる網状の筒を留置し治療を行います。
●植込みデバイス(ペースメーカー、ICD、CRT-P、CRT-D等)
 徐脈性の不整脈に対するペースメーカー、致死性不整脈である心室細動・心室頻拍から救命するICD(植込み型除細動器)、心不全に対してペースメーカーを用いて治療を行う両室ペースメーカー(CRT)など植込みデバイスの留置や交換を行います。
●カテーテルアブレーション
 電極カテーテルを用いて不整脈の原因となる部位を調べ、焼灼カテーテルによってその部位を焼灼し不整脈を治療します。


年間症例数(2021年)
治療種別カテーテル検査(治療)デバイス植え込みアブレーション
症例数908(257)件112件159件

【臨床工学技士の業務内容】

 心臓カテーテル検査室では、臨床工学技士2~4名が検査・治療に対応しております。また、急性心筋梗塞などの緊急治療にも日夜問わず臨床工学技士の他、医師・診療放射線技師・看護師とチームで患者さんの治療を行っています。

●心臓カテーテル業務

 臨床工学技士は、生体情報モニタによる心電図・血圧波形のモニタリング、天台操作、検査と治療に使用する機器の操作・点検、IABP・ECMO・IMPELLAなどの補助循環装置の操作などを行っています。また、2022年度より心臓カテーテル検査の清潔介助業務を開始し、循環器部門での業務拡大を行っています。
 当院は島根県で初めてのIMPELLA導入施設です。導入に伴い医師、看護師と共に研修、シミュレーションを行いました。

心臓カテーテル検査業務 心臓カテーテル検査業務

医師と臨床工学技士の2人で検査を進めていきます

●植込みデバイス関連業務

 心臓カテーテル検査室ではペースメーカーなどの植込みデバイス留置時にプログラマー操作などを行っています。プログラマーではデバイスが適切に留置されているかのチェックや設定の変更などを行うことができます。
 週に1度のペースメーカー外来ではプログラマーを操作し、循環器科医師と共にデバイスのチェックを行っています。またパソコンを用いて、遠隔モニタリングシステムを導入しており、遠方から当院へ通院されるのが大変な患者さんには、遠隔でのデバイス情報の管理を毎日行っています。

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遠隔モニタリングで心電図等のチェックを行います

●アブレーション業務

 心内心電図解析装置、3Dマッピング装置(CARTO)、プログラム刺激装置の操作を行い、治療を支援しています。

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アブレーション治療1症例につき、2名の臨床工学技士で対応します。

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