臨床ゲノム医療推進室

臨床ゲノム医療推進室

臨床ゲノム医療推進室はがん患者さんに遺伝子パネル検査などを用いて治験や臨床試験の情報提供を行うとともに、遺伝性腫瘍や遺伝病に関する相談をうけたり遺伝カウンセリングを行う部門です。

関係医療機関へのメッセージ

島根県立中央病院では、2019年4月に厚生労働省よりがんゲノム医療連携病院の指定を受け、がんゲノム外来を開始しました。当外来では、保険診療としてがん細胞の100種類以上の遺伝子を調べる遺伝子パネル検査を実施し、効果の期待できる治療薬について検討しています。同時に臨床ゲノム医療推進室を立ち上げ、個人情報の適切な取り扱い、患者さんへの十分な説明、遺伝カウンセリングの実施などに取り組んでいます。
また、当院は全国のがん専門病院や大学病院などと取り組んでいる産学連携プロジェクトであるゲノムスクリーニング基盤研究(MONSTAR-SCREEN)に中国地方で唯一参加しており、より多くの患者さんにがんゲノム医療から新しい治療を届けられるよう取り組んでいます。

近年、遺伝子検査の発達により遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)やリンチ症候群などの遺伝性のがんも検査で診断がつくようになりました。また、遺伝性の神経疾患や小児疾患も遺伝子の検査で診断や治療につながることも増えており、遺伝子検査の重要性はますます高まっています。これらの疾患に関しても臨床ゲノム推進室は遺伝子検査や遺伝カウンセリングを行い、患者さんにとって有益な情報を提供できるような体制を整えています。

外来は完全予約制となっております。ご予約は地域連携室までお問い合わせください。

病院のご案内

一般外来診療時間

  • 診療受付時間
    午前8:30~午前11:00
  • 診療時間
    午前9:00~

各診療科の外来日は外来診療表を
ご確認ください。