入退院支援・地域医療連携センターについて
入退院支援・地域医療連携センターについて
入退院支援・地域医療連携センターの概要
病院の中央玄関を入って左側にある『やおよろず相談プラザ』に『入退院支援・地域医療連携センター』があります。 入退院支援・地域医療連携センターでは、患者さんの生活を見据え、患者さんの思いに寄り添った切れ目のない療養生活が継続できるように、地域の医療・福祉・保健機関との連携を深めています。また、地域がん診療連携拠点病院として「がん相談支援センター」の役割をもち、相談業務の充実に向けて取り組んでいます。
部門紹介
1.組織体制 入退院支援・地域医療連携センター長、センター長補佐、入退院支援スタッフ、地域医療連携・医療福祉相談スタッフで構成されています。
2.入退院支援スタッフ 入退院サポートセンターでは、入院が決定した患者さんに対して、入院前から看護師・医療事務・薬剤師が関わりを持ち、安全で安心な入院生活ができるように支援しています。 手術が予定されている患者さんには手術に向けた体調管理について説明し、休薬が必要が患者さんには、薬剤師が丁寧に説明を行うなど、安全に手術や治療が受けられるように支援しています。また、退院支援の必要性が予測される患者さんについては、早期から医療ソーシャルワーカーや退院調整看護師と情報共有しながら円滑な退院に向けた支援を行っています。
3.地域医療連携・医療福祉相談スタッフ 退院支援では、患者さんやご家族に退院後の生活についてご希望を伺いながら、医療ソーシャルワーカーと退院調整看護師が支援します。 自宅退院を選択されれば、在宅療養の不安が軽減するように、地域のケアマネジャーとの連携を密にし、院内の多職種や地域関係者が参加する退院前カンファレンスを開催します。地域との情報交換には、しまね医療情報ネットワー「まめネット」の利用を推進し、患者さんやご家族が安心して療養できるよう、また有効な連携となるよう活動しています。br> 退院後に安心して在宅療養できるための支援の一つとして、2018年4月から「退院前後訪問指導」を始動しました。退院前や退院後に看護師、医療ソーシャルワーカー等が患者さんのご自宅へ訪問し、退院後の療養環境を確認しながら、その場でご相談に応じ、医療処置などの準備や指導を行います。
4.地域医療支援 当院は、地域医療支援病院として、地域医療を支援する役割を担っています。 医療アシスタントが、診療や検査(CT・MRI・パノラマCT・骨密度検査)のFAX予約を受け、地域の病院・診療所の診療支援を行っています。また、2013年度から「まめネット」による検査予約も開始しました。 地域医療の充実を図り連携を強化するために、地域医療従事者向け研修を実施し、地域医療従事者と共に医療の質を高めるよう努めています。医師、歯科医師、看護師、介護福祉士などの医療従事者に対して、 12回/年程度研修を開催しています。