診療・健診案内

出産について

経膣・帝王切開分娩

<経膣分娩>

経腟分娩は、赤ちゃんが産道を通り、膣から生まれてくる分娩方法です。経腟分娩は陣痛を伴い、体力が必要となります。そのため、妊娠の経過状況や持病によっては医師の判断で帝王切開になることもあります。

<帝王切開分娩>

帝王切開は、産道を通らず産婦さんのお腹と子宮を切開し、赤ちゃんを直接取り出す分娩方法です。日本では医学的な理由がなく実施することはできないため、経膣分娩では母体や赤ちゃんに危険が及ぶと判断された場合に行われます。当院では、麻酔科医の麻酔管理のもと帝王切開を行います。
帝王切開は、計画的に行われる予定帝王切開、妊娠中や分娩時に何らかの異常が発生して行われる緊急帝王切開の2種類があります。

院内助産

当院では、2019年6月より院内助産システムを始めました。
正常な経過であれば、妊婦さんの同意のもと助産師のみが分娩に立ち会います。自分らしいお産ができるように妊娠期から出産、産後まで助産師が中心となりサポートします。

LDR

LDRとはLabor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復)の略です。
LDRでは、陣痛から分娩、産後の回復に至るまで、同じ個室のなかで過ごすことができます。
立ち会い分娩など、妊婦さんとそのご家族がゆっくりと過ごしていただけます。

立ち会い分娩について

精神的サポートを目的にして、ご本人の希望があれば、おひとりのみ立ち会いが可能です(中学生以下不可)。帝王切開分娩の場合は手術室での立ち会いはできません。緊急時や状況によっては、退室をお願いし、立ち会いができない場合もありますのでご了承ください。
分娩進行中の写真撮影やビデオ撮影、録音はご遠慮ください。出産後の撮影は、母児の状態によって可能です。分娩室内でのご家族の方の飲食は避けてください。
立ち会い分娩はあくまでもお互いの同意のもとであることが原則です。

※ただし、体調不良時や、新型コロナウイルス感染を疑う症状がある、新型コロナウイルス患者との接触がある場合、立ち会いをお断りすることがありますのでご了承ください。

※立ち会い者には不織布マスク着用・手洗い・手指消毒の徹底をお願いします。

※立ち会い出産後、体調不良時はすぐに産婦人科病棟のスタッフに連絡してください。

患者様に安心して分娩していただくための対策ですのでご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。

島根県立中央病院 産婦人科