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精神神経科

診療科概要

当科の特徴

当科は公立の有床総合病院精神科として長年地域での役割を果たすことに取り組んできました。その特徴は主に、精神科救急患者への対応、精神疾患と身体疾患を合併した方を身体科の医師と共同して診療することです。

近年、精神科領域における患者数の急激な増加に伴い、精神科病院、精神科診療所、精神科福祉サービスにおける地域との連携をさらに充実させていくことが必要と考えています。

外来治療

精神疾患全般の診療に当たっています。受診年齢層は思春期から高齢者まで幅広くなっています。対象症例としては、近年増加している不安症状、うつ症状、認知症症状などを中心に、各種検査、心理テストも適宜行いながら、精神症状の評価・診断・治療にあたっています。現在、1日平均外来患者数は1日平均60〜70人です。

入院治療

病床は40床の開放病棟(個室8床)で、医療設備、アメニティーは一般病棟とほぼ同等であり、精神障害の方の身体合併症にもある程度対応できるようにしています。

平成21年度は213件の入院がありました。入院形態の内訳は、自発的入院(任意入院)72.7%、非自発的入院(医療保護入院24.9%、措置入院2.4%)27.3%でした。また、30歳代と70歳以上の老年期の方が多く、主な疾患は、統合失調症性障害(32%)、気分障害(9%)、神経症性障害(31%)、脳器質性精神障害(13.6%)でした。また自殺企図や身体合併症の多い高齢者への対応も期待されており、身体合併症のある方の割合は年々増加傾向にあります。ちなみに、平成21年度は半数近くの方が入院中に身体科医師の診療を要する身体合併症を有しておられました。

また、当科ではコンサルテーション・リエゾン活動を活発に行っており、平成21年度には498件ありました。内容としては、精神疾患の既往もあり身体科入院となった方の精神科的診療や、身体科に入院され経過中にせん妄・うつ症状・不安症状などを呈して当科へ診療依頼された方への対応や、重大な自殺企図後に救命救急センターに入院された方への再企図防止・継続治療への橋渡し目的の早期介入を行っています。


早期退院、地域移行を円滑にするために適宜精神保健福祉士が介入させていただいています。

地域との連携

症状の回復と共に大切なことは生活全般におけるQOL(生活の質)の向上です。疾患により機能低下を来した場合、日常生活上の工夫に加え、より機能低下の重篤な方には精神科的リハビリを利用することが有用な場合があります。当科には独自のデイケア等の精神科福祉サービスはありませんが、精神保健福祉士の協力のもと、患者さんのニーズを把握し適切に援助できるように、精神科病院、精神科診療所、地域生活支援センター、発達障害支援センターなどと連携に努めています。

スタッフ紹介

役職 氏名 資格・その他
医療局次長

小林 孝文
(こばやし たかふみ)

昭和57年卒

日本総合病院精神医学会指導医

日本精神神経学会指導医

精神保健指定医

精神神経科部長

挾間 玄以
(はざま げんい)

平成6年卒

日本精神神経学会指導医

精神保健指定医

医学博士

精神神経科医長

金藤 素子
(かねとう もとこ)

平成15年卒

日本精神神経学会指導医

精神保健指定医

精神神経科医長

森ア 洋平
(もりさき ようへい) 注1

平成16年卒

日本精神神経学会専門医

精神保健指定医

精神神経科医員

高尾 碧
(たかお きよし)

平成21年卒

注1:一部の日本語環境で表示できない文字があります。正しい表記は「森さき」です。

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